漆を塗る前の白木の器を「木地」といいます。
「石川県山中温泉の伝統工芸品 山中漆器」はその木地づくりの技術が高く、木目の表情が豊かで「素」の美しさを持った木地が生ます。
このSoji 素地 はそんな木地の「素」の美しさを生かした普段使いの器のシリーズです。
<素材等につきまして>
・天然木製品ですので、1点1点異なります。(画像は参考品とご理解ください)
・木の状態により木目に違いが生じます。
・充分な乾燥をした木材を使用しておりますが、木の特性上湿気等による変形、ゆがみが生じる場合がございます。自然素材の性質とご理解ください。
・変形により蓋の合わせの方向によっては閉まりにくくなりますので木目を合わせてご使用ください。
・長時をかけて自然乾燥している木材には、アクと呼ばれる黒シミが出る場合があります。安全性への配慮から漂白などは一切行っておりません。使用上何ら問題はございません。自然素材の性質としてご理解ください。
・ウレタン塗装は無鉛、無臭の塗料を使用し、塗膜が食品衛生法に適合する塗料が使用されています。
<取扱い上の注意>
・長時間水に浸したままにしないで下さい。変形・変色の原因になります。
・使用後はできるだけ早くスポンジの柔らかい面で洗い、柔らかな布で水分をふき取り、乾いた柔らかい布で軽く磨いて下さい。
・極度の乾燥や、高い湿度の状態で放置しないで下さい。変形・変色・カビの原因になります。
・コーヒーなどの色の濃い飲み物や食べ物を入れて使用されると色写りすることがございます。
・蒸し器、電子レンジ、食器洗い機、オーブン、直火等で直接使用しないで下さい。
・たわし、クレンザー、スポンジの硬い面などを使用しないで下さい。塗装膜を傷つけます。塗装が剥げた場合は使用を中止してください。
・割れ、ひびが入った場合も使用を中止してください。
<山中漆器について>
石川県大聖寺川を臨む四方を山に囲まれた、文字通り山中の湯の町で450年培われた木工轆轤挽きの伝統の技で製造されています。
木地、塗り、下地、蒔絵などの各行程ごとに、別々の職人が関わる完全分業体制で行われています。仕上がりをイメージして職人をコーディネートし、全てをプロデュースする商人(あきんど)が、その道を究めたプロの職人達と力を合わせて一つの商品を産み出しています。
木が育った方向に添って木取りする「縦木取り」は、山中漆器独自の技法で、木の特性を生かした理想的な木取りの方法とされています。一般的に行われている横木取りより変形が少なく、衝撃にも強く大変丈夫です。木地の乾燥から轆轤挽きまでの方法は、山中で長年培って来た、他では真似のできない特別な技法です。
<畑漆器店について>
畑漆器店は職人 畑 卯之松により1930年に開業